|
| 64列CT(フィリプス Brilliance 64 slice)を導入!! |
|
開院以来1年間で16列CTを用いて、100人以上の虚血性心疾患の患者さまの心臓CT(冠動脈検査)を行ってきました。
16列CTを64列CTにバージョンアップすることにより、検査時間を短縮し(約8秒間撮影時間)、更に精度の高い診断が可能となります。
勿論、全身臓器の検査(血管撮影も含む)にも対応します。
| 藤田保健衛生大学循環器科 |
講師 |
皿井正義 |
| |
講師 |
本山貞子 |
| |
講師 |
成瀬寛之 |
| 一里山・今井クリニック |
院長 |
今井文博 |

|
| 64列CTによる心臓検査 |
最近新しいCT機器であるマルチスライスCTが開発され、欧米の一流病院では、心臓カテーテル検査に代わって、冠動脈狭窄の発見に使われるようになりました。
2007年12月27日から一里山・今井クリニックに導入された、”Philips社製Brillance64”は、Beat to Beat Delay Algorithmというメカニズムを持った64列マルチスライスCTです。
このBeat to Beat Delay Algorithmというメカニズムは、心拍が不整脈によって変化しても、それに追従してCTが機能するもので、心臓領域ではトップ・ブランドであるPhilips社が有する国際特許です。
このメカニズムにより心拍数が不整であったり、脈が速すぎたり遅すぎたりしても、ほぼ正確に冠動脈の狭窄度を検出することができます。
検査時間も8秒くらいで、検査後の解析時間も15分と短縮されています。
以下に、心臓カテーテル検査、Philips社”Intera Achieva” 1.5T MRI、Philips社”Brilliance64”マルチスライスCTを比較して表を示します。
|
| 狭心症の検査法の比較 |
| |
心臓カテーテル検査 |
Philips 社製 Intera Achiva 1.5T MRI |
Philips社製64列CT |
検査中の合併症(動脈損傷・不整脈・脳梗塞等)の 危険性または検査中・検査後の出血の危険性 |
あり |
なし |
なし |
| 造影剤アレルギーの危険性 |
あり |
なし |
あり |
| 検査時間 |
30分〜1時間 |
40分〜1時間 |
10秒以内 |
| 入院の必要性 |
あり |
なし |
なし |
| 外来での検査 |
不可能 |
可能 |
可能 |
| 検査後の当日運転 |
不可能 |
可能 |
可能 |
| 費用 |
|
|
|
| (保健診療) |
5〜10万円 |
6〜7千円 |
約1万円 |
| (健診:当院) |
行っていない |
42,000円 |
42,000円 |
| 検査の信頼性 |
高度 |
中等度 |
高度 |
| 不整脈・心筋症による検査の限界 |
なし |
あり |
なし |
| プラークの評価 |
不可能 |
研究段階 |
可能 |
|
動脈硬化による内膜の肥厚性病変をプラークと呼びます。今までの心臓カテーテル検査による研究から、急性心筋梗塞の発症前に必ずしも高度の血管狭窄が存在しないことがわかってきました。
急性心筋梗塞は、徐々に成長したプラークによる高度の血管狭窄が原因で発症するのでありません。プラークには血栓を起こしにくい安定プラークと血栓を起こしやすい不安定プラークが存在します。
冠動脈内に存在するプラークが何らかの原因で破裂すると、そこに血栓が形成され急激な血管の閉塞が生じます。多くの急性心筋梗塞の原因は、プラーク破裂に伴う急激な血栓形成による冠動脈閉塞です。
従って、冠動脈の評価においては血管の狭窄度は勿論の事、冠動脈内プラークの性状をしらべることが重要です。Philips社製64列CTにより、冠動脈狭窄の程度のみならず、プラーク性状診断も可能となりました。
当クリニックにおきましては、桜橋渡辺病院 http://www.watanabe-hsp.or.jp 循環器科小山靖史医師の開発した自動診断ソフトを提供していただき、冠動脈評価・虚血評価・心機能評価を迅速におこなっています。
また、藤田保健衛生大学循環器科 皿井正義講師・元山貞子講師・成瀬寛之講師、小山靖史医師の指導のもとに、一流のスタッフが心臓CT・MRI検査を行っています。
心臓ドックには、放射線被爆がなく造影剤アレルギーの心配のないMRI検査をおすすめします。狭心症症状のある患者さまには、より精密伊検査がかのうである心臓CT検査をおすすめします。尚、冠動脈石化が強い患者さまにおきましてはMRI検査が有用です。
|
|
|